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代表 川辺昌弘による降幡の知恵袋

古民家再生の曳家(ひきや)工事

 

 古民家再生で家の配置を移動して敷地を有効活用します。

 建物と道路の間が狭いとき、既存の建物との配置を考慮するときに行う事が多いです。

 古民家再生では建物を揚屋して基礎工事を行うことが多いので、その時に曳家(移転)工事も行います。

※建築用語では建物を引き移転することを曳家(ひきや)といいます。建築基準法では移転といいます。

 

愛知県西部などは地盤が軟弱で液状化の恐れが高い地域が多い。

再生工事では既存の建物があるので杭工事や地盤改良工事は不可能です。

揚屋して堅固な配筋のベタ基礎工事にしています。その上で建物本体を耐震補強しています。

 

・曳家して空いた部分の敷地を有効活用した工事例(名古屋市)昭和30年代の民家

 南4メートル、西12メートル方向 曳家工事 

 曳家距離が長いので専門業者に依頼  (有)五代目源右ェ門

 建物を揚げて基礎工事を行う。

 基礎ができたら曳家の準備

 土台と基礎の間にコマを並べ引きます。

 完成した基礎部分、

                                  アンカーボルトは板状です。

 最初の南4メートル、ワイヤーロープをジャッキで引きます。

2度目の曳家完了位置

 

・古民家再生工事で曳家(移転)の工事例(名古屋市)築100年の古民家

 北面道路側と西側が狭いため南4メートル東2メートル曳家、大工さんの手で行いました。

 ただし基礎工事、配筋は専門の職方です。

 柱の下を少しずつ上げます。約1メートル

 ぐり石を敷き詰めて捨てコンクリートを打ちます。

 べた基礎の配筋D13ミリ間隔は縦横共150ミリ

                 D13ミリの鉄筋は工場で曲げ及び切断加工をして工事を行います。

                 D10ミリを2段に配筋する方法もありますが施工精度が悪く、

                 コンクリート打設にムラが出やすいので、シングル配筋で強度を出しています。

 べた基礎のコンクリート基礎ができた状態、曳家前なので

                        基礎と上部柱の位置はずれています。

 桧の土台と基礎天端の間にコロを入れて油圧ジャッキで

                        少しずつ押しながら移動させます。

 

 移動距離が短く基礎の上で収まるときは可能な方法です。

                        費用は安く収まりますが、大工さんの慎重な仕事が要求されます。

 曳家前の完成した基礎との状態

 

 

・古民家再生工事で曳家の工事例(愛西市)

​  東側に1820(1間)曳家 前の名古屋市の件と同じ曳き方です。

 桧の角材で慎重に揚屋をします。

 支えの部分の鉄筋は曳家完了後に沈めます。

 配筋はD13ミリ間隔縦横共150ミリ

  曳家前の状態

 曳家工事完了時

  鉄筋を伸ばし埋め戻した状態、基礎工事も完了

 

 

・臼杵市子ども図書館の曳家工事(大分県)

 木造総2階建ての再生工事で2メートル曳家しました。重量があるので基礎工事が重要です。

    

                          周囲は臼杵石の基礎が廻っていました。

 外回りの地中梁の強度を上げました。

 

 既存の基礎石も利用しました。(臼杵石)

 

・古民家再生、曳家と増築した例(磐田市)

旧街道に面した家なので前面に空きがないため既存部分が40パーセントを2、3メートル曳家して増築しました。

土地を有効活用してプランを立てました。建築確認申請はしました。

 今回使う部分以外は解体して筋かい仮補強します。

                        鉄骨で足元を組み揚屋、移動の準備

 移動してからべた基礎工事をしました。

 基礎も増築部分のほうが広いです。

 べた基礎のスラブ配筋縦横共D13ミリ200ミリ間隔    

                        旧東海道の地盤の良いところです。

 基礎が完成して下ろし、増築部分も工事途中です。

 以前より60センチぐらい床面が上がりました。室内から庭の景観が奥深く見えるようになりました。

 

 

 

 

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